2025.06.02 【電波の日特集】JVCケンウッド UBZシリーズで初のBluetoothヘッドセット対応
同シリーズでBluetoothヘッドセット初対応の「UBZ-LU27BT」
JVCケンウッドは、2023年6月の法令改正対応のデジタル簡易無線免許局用中継器「TCB-D239CR」と中継用チャンネル(ch)および周波数拡大対応のトランシーバーをラインアップしている。
同改正では、登録局周波数の大幅拡大と免許局での中継器の使用などが新たに認められ、登録局用の新制度対応機(3R、3S、3T、3U)同様販売されている。免許局では、新たに単信用10chおよび中継用10組(20ch)が許可された。同社は独自の方法により中継器間のIP接続にも対応。これにより、同社中継器は最新ファームウエア(2.00以降)を搭載し、周辺機器などを追加すれば多拠点間IP接続が可能となる。
新制度の要となる中継器は「TCB-D239CR」。省スペースに設置でき移設も可能。増波対応無線機を使用すれば、広大な敷地・施設内や多拠点間での通信も可能。コミュニケーションが円滑化、業務効率改善を図れる。
新制度対応トランシーバーとしては、免許局のほか登録局(3R、3T)とも通信可能な「TCP-D751 CT」、小型かつ軽量の「TCP-D261BTE/TCP-D261E」、車載型の「TCM-D244E CT」、そして過酷な条件下でも使用可能な防爆・防じん・防水対応の「NX-330EXE CT」がある。
また、特定小電力無線機全累積販売台数が600万台を超えた特定小電力無線機のシリーズのUBZ新ラインアップとして「UBZ-LU20」「UBZ-LU27」「UBZ-LU27BT」の3モデルを5月下旬から順次発売。UBZ-LU27BTは同シリーズで初めてBluetoothヘッドセットに対応。UBZ-LU20には新色のブルーグレーを追加。さらに本体にリサイクル樹脂を採用。梱包(こんぽう)材のプラスチックも削減し環境に配慮した。
同社は従事者免許不要のデジ簡無線制度や環境に配慮した機器にも注力していく。