パナソニックホールディングス（HD）の楠見雄規グループCEOは9日、オンライン会見に臨み、持続可能な成長に向けたグループ経営改革の進捗（しんちょく）を説明した。

　2025年度を、人員の適正化や拠点統廃合などを含めた構造改革への取り組みに集中する一年と位置付け、環境変化に強い体質の再構築を徹底する。

　人員の適正化として、営業・間接部門の集約、事業終息・拠点統廃合に伴う1万人規模（国内5000人、海外5000人）の人員削減を行う。また、国内グループ各社で早期希望退職プログラムを実施する。これら構造改革の取り組みで1220億円（うち人員適正化で700億円）の収益改善を図る。先行投資を進めてきた事業領域をはじめ、増販・合理化・価格改定などに伴う収...　　(つづく)